お知らせ

新年のご挨拶

 新年、あけましておめでとうございます。

 旧年中はCRIWARE(シーアールアイウェア)、OPTPiX(オプトピクス)をはじめ、CRIグループの技術をさまざまな業界でお使いいただき、厚く御礼申し上げます。

 2022年、CRIはオンラインコミュニケーションプラットフォーム「CRI TeleXus®(テレクサス)」の開発に注力し、8月には空間オーディオボイスチャットなどの機能を追加した正式版の提供を開始いたしました。当社が長年エンターテインメント業界を中心に研究開発を行ってきた音声技術を進化させ、メタバースなどの仮想空間への没入体験を音で実現。12月のアップデートでは先行版のSpeech to Text機能の追加、空間オーディオ機能の強化などにより、オンラインコミュニケーションの表現を拡張しました。

 また、CRIグループとしては、3つの新サウンドスタジオを建設いたしました。これにより、グループ会社であるツーファイブが行っている音響制作事業において、より高品質な音をお届けできるようになりました。また、新スタジオのうちDolbyAtmos7.1.4chスピーカーを設置したスタジオは、仮想空間で活用可能な空間オーディオに対応した仕様になっております。本スタジオを活用し、立体音響の研究開発を深めることで「CRI TeleXus」の機能強化を図り、メタバースにおけるオンラインコミュニケーションの活性化にも貢献してまいります。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、人々のライフスタイルは大きく変容しています。ボイスチャットやWeb会議ツールといったオンラインコミュニケーションツールは、もはや当たり前に利用されるようになりました。このほか、世界的なトレンドとしてメタバースが注目を集めるとともに、テレワークやオンライン事業、ライブコマースなど、さまざまな分野でデジタル変革が進行しています。

2023年、CRIはこうした時代やニーズの変化に迅速に応え、新たな主力製品である「CRI TeleXus」に引き続き開発投資を行ってまいります。また、将来的に新たな事業の柱の1本として見据えているモビリティは、ライセンス売上・開発案件ともに順調に推移しており、今後はゲーム事業にTeleXus事業、モビリティ事業を加えた3事業が事業の3本柱になることを目指して、引き続き研究開発を行っていきます。『音と映像で社会を豊かに』という企業理念のもと培ってきた技術やノウハウを軸に、驚きと感動をより多くの方へお届けできるよう、技術、サービスをさらに磨いてまいります。

 本年も倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 押見 正雄

<主な国内グループ会社>
株式会社ツーファイブ
株式会社アールフォース・エンターテインメント